空き家になっていた築100年を超える古民家に、5年ほど前から家族で住んでいました。私の生まれ育った家です。子どものころは畑で遊んだり、川で遊んだり、楽しい思い出がたくさんある家でした（奥様）。
不具合のあるところは自分で修理をしたり、大工さんに頼んでちょこちょこリフォームはしていたのですが、長く住むのには維持管理が難しいと感じて、快適に過ごせる家に建て替えることになりました（ご主人）。

地元の工務店さんなので、もちろんお名前は知っていましたが、タイミングよく完成見学会に参加できたことがきっかけです。木と漆喰の家づくりがとても好印象でした（奥様）。
私たちは自然に寄り添った生活がしたいと考えていて、古民家に住んでいたときからお風呂を沸かすのも、ご飯を炊くのにも薪を使っていました。新築する家にも薪ストーブやウッドボイラーの導入ができる建築会社さんを探していたところ、ケイハウスさんは快く受け入れてくれました（ご主人）。

自然が豊かな周辺環境になじむように配慮した2階建ての木の家です。外観は全面に無垢板を張り、ウッドデッキがコの字状に建物を囲んでいます。南面に設けた大きな掃き出し窓がリビングとウッドデッキをつないでくれて、気軽に家の中と外への行き来ができます。パッシブデザインを取り入れた省エネ性の高い長期優良住宅でもあります（ご夫婦）。

旧家は69坪と大きくて無駄なスペースがありました。しかも部屋ごとに仕切られていて間取りの不便さを感じていたので、効率よく暮らせるコンパクトな大きさの家を希望しました（ご主人）。
周囲との調和を大切に、できる限り自然素材を使うことにこだわりました。家の中はケイハウスさんの家づくりの特徴でもある漆喰の壁と木がふんだんに使われていて、柱や梁を見せた造りになっています。床には檜の無垢材を張っています（奥様）。

コンパクトでも開放感があり、家事がしやすくて快適です。キッチンに立つと家じゅうが見渡せるので、子どもの様子を見ながら食器を洗っています（奥様）。
エアコンはないけれど、今のところそれほど暑くはありません。外から帰ってくると家の中が涼しく感じます。すぐ近くを流れる小川から涼しい風を運んでくれる環境のおかげで、窓を開けると心地いい風が入ってきます（ご主人）。
車がほとんど通らないのでとても静かです。小川のせせらぎや鳥のさえずりが聞こえてきます（奥様）。

リビングのコーナーに配置した薪ストーブです。床から一段下がっているので、床の縁に座って、薪の燃える様子を楽しむことができます。薪ストーブをつければ熱いくらいで子どもたちは半袖で過ごしています（ご主人）。
広いウッドデッキですね。西側に屋根付きの洗濯物干しスペースがあって、そこから東側の玄関までデッキが続いているので、子どもたちは走り回って遊んでいます。天気がいい日はお布団やシーツを干したり、家族で食事をしたり、子どもと一緒にピザづくりをしたこともあります（奥様）。

住みはじめてまだ1年経ちませんが、この家で移り変わる季節を迎えるのが楽しみです。子どもが小さいのでなかなか手をつけられないのですが、ゆくゆくは芝生を張ったり、ハーブを植えたり、少しずつ庭の手入れもしていきたいですね（ご夫婦）。